子供時代はボイトレ的にもボーナスタイム

子供時代に、どれだけ色んな声で叫んだり喋ったり笑ってきたか

これは大人になってからの声の自由度に、とても大きな影響を与える部分だと思ってる。

(以下、子供と大人の平均的な各パーツのサイズを元にした超個人的な仮説↓)

トンネルと、流れる空気の量

体のサイズの関係もあり、子供の気道(声道)は大人よりもずっと狭い。(声や息の通るトンネルのこと)

だからこそ子供は、大人と比べて声帯の閉じを崩壊させるような大量の空気を作れなかったりする

(空気の流れが大きすぎると声帯の閉鎖を崩壊させやすくなる。→声が裏返ったり、裏返りを防ごうと色んな筋肉をガチガチに硬直させやすくなる)

つまり、

  • 体のサイズが小さい時期
  • 気道などの「トンネル」のサイズの都合上、声帯の閉じを崩壊させるような空気圧(呼気圧)が起きづらい時期
  • 呼気圧が低いので、いろんな発声を低負荷下で練習できる(大人によく見かける「呼気量を抑える為に各パーツたちの動きを制限&過緊張させる」という行為がいらない)
  • パーツ同士のバランスコントロールの難易度も下がるため、経験値&操縦練度もすぐに上がりやすい
  • 取得した操作レパートリーによっては、成長期・変声期後にも応用できるものも多く、音域や声量の悩みが解決しやすくなる

という事が考えられる。

幼少期にやる声遊び=圧倒的ボイトレボーナスタイム。VBT!

ちょい脱線

子供の頃ほど「声を使いすぎて裏返る、枯れる、痛くなる」って現象に遭遇しづらい

ここには恐らく、上記のような「呼気量が少ないので低負荷で発声できるから」という理由と、

「年齢的にも固定概念や倫理観の刷り込みも弱めな(場合が多い)ので、心理的ストッパーが少ない分、いろんな声に挑戦するハードルも低いから」という理由が存在してると思っている。

色んなパーツを満遍なく使ってるので筋肉や神経操作の偏り&能力低下が起きづらい。(ちょっと前の記事でそんなこと書いた。

じゃあ、大人はどうする?

「幼少期=半自動的に少ない空気の中で練習できちゃうボーナス期間」

この時期にいろんな声のレベル上げをやってた子ほど、発声器官の経験値は溜まりやすいし、いろんな発声の存在や操縦感覚を手に入れやすいので、大人になってからも声で困りにくくなる。

じゃあ、大人になってから声のレベル上げをやり始めた人はどうしたら良いの?

基本的にハードモード。事実です。辛い…。

でも方法が無いわけではない。

子供時代の無敵状態を、擬似的に用意すればいい

今日はここまで。ばいばい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です